|
2002年の9月から義兄と共同経営という形で働き始めたクリエイト沖縄。
今は沖縄の県産品をインターネット通販しているが、創業当初はホームページ作成の請負や、”ホスティング”というサーバーのレンタル業、パソコンのセットアップ作業、ネットワーク構築作業をして生計をたてていた。
生計をたてていたというと聞こえは良いが、実際は殆ど受注(収入)はなく、火の車だった。私の家族は結婚資金として貯めていた貯金が少しあまっていたので、それを食いつぶしながら生活していた。
当時私には、まだ子供がいなかった分、すこし余裕があったが、義兄には子供が当時2人いて、どうやって生活していたのか不思議だった。
ホームページ作成請負などの仕事は、いわゆる飛び込み営業で仕事を取るスタイル。自分は人前で話をするのは苦手だと思っていたので、いつも後ろの方でお客様と義兄が話をしているのを見ていた。だが、その義兄も決して人前で話をするのが得意なほうではなく(と思う)、今考えると何故あの仕事をしていたのか分からない。
さすがに、「これじゃマズイ」と思い、何か他の仕事をしようということになった。
インターネットショッピングサイトの事業を開始するということで、2002年の10月に創業者支援資金という支援制度を利用し、1,000万円を借入れ。
このときはもちろん、採算がとれる(返済できる)ということで自信を持って借りた。
沖縄の特産品であるゴーヤーを私たちの技術で日本に広めることがミッションだと感じたからだ。
商品を用意しホームページをアップロードするまでは良かったのだが・・・。
ふたを開けてみると注文は思うように入らない。
2002年の11月にインターネット通販を開始し、翌年2003年3月までの5ヶ月間の
合計売上が307,910円。
月平均6万円弱の売上。利益ではなく売上が月平均6万円!
もちろん、赤字。大赤字。私達の給料など足りない経費は全て借入れ金で支払った。
「もう事務所をたたもうか」
「このまま行けば借入れの返済もできず倒産だ」
「この先どうすの?この先どうなるの?」
私、嫁、義兄夫妻の4人で夜遅くまで話し合ったのを覚えている。
また、よくお金のことで嫁とケンカもした。
そして忘れもしない運命の日、2003年4月10日。借入れの返済が始まる1ヶ月前の事。
「捨てる神あれば拾う神あり」となこのことだと思う。
当時のメイン商品だったゴーヤー茶が、たまたま人気情報バラエティー番組の特集で放送されたのだ。
番組終了と同時に、注文が入る入る。メールを受信するたびに入る注文メールを見てニヤニヤしていた。このときの感動は一生忘れられないだろう。
この注文増加は自力で得たものではなく、TV番組の影響と当社にお支払頂いたお客様のおかげ。 本当に運がよかったと思う。
この放送と沢山のお客様からのご注文がなかったら確実に倒産していた。 こうして、私達2つの家族は1つのTV番組に救われた。(現在、メディアへの恩返しのため積極的に取材協力しております。)
こういう状況があったので「当社はお客様や周りの方々によって存続している」と実感することができたと思っている。
その後、様々な紆余曲折を経て、私がクリエイト沖縄の代表者(単独の経営)となり、
2004年9月に現在の有限会社オキネットを設立。
・・・と、このような経緯を経て現在の業務を真剣に取り組んでおります。 |